乗り換える
乗り換える前に、残すものと戻す方法を決める
公開日 / 編集: 村上祥太
乗り換えで決めるのは「何を残すか」「いつまで並行して使うか」「いつ切り替えるか」「うまくいかない時にどう戻すか」の4つです。新しいツールの機能を比べるのは、この4つが決まってからでも遅くありません。
今のツールを解約する前に
解約した後に、作成した請求書や取引先のデータをいつまで出力できるかは、製品と契約によって違います。今のツールの公式ヘルプか窓口で、出力できる形式と期限を確かめてから解約の手続きに進んでください。年契約の製品では、更新を止める期限が契約終了日より前に設定されていることがあります。
01残す帳票と、出力するデータ
移すデータと、移さずに保管だけするデータを分けます。すべてを新しいツールへ移そうとすると、項目の対応づけに時間がかかり、切替日が延びます。
| データ | 決めること |
|---|---|
| 取引先の一覧 | CSVで出力して移すか。取引先を識別する番号や、送付先メールアドレスの列があるか |
| 品目・単価 | 移すか、新しいツールで登録し直すか |
| 過去の請求書 | 新しいツールへ取り込むか、PDFで保管するだけにするか。保管する場所と担当 |
| 未入金の請求 | 切替日の時点で入金を待っている請求を、どちらのツールで最後まで追うか |
取込みを試すときは、実際の取引先名や金額ではなく、架空の取引先を数件入れたテスト用のCSVを使うと、項目の並び・文字コード・重複の扱いを確かめられます。
02並行して使う期間
並行期間は「新しいツールで最初の請求書を送った月」から「古いツールで送った請求書の入金確認が終わる月」までが目安です。支払期日が翌月末の取引先が多ければ、並行期間は少なくとも2回の締めにまたがります。
- 同じ請求を両方のツールで作らない(二重送付を防ぐ)ために、取引先ごとにどちらで作るかを決める
- 並行期間中の料金: 古いツールの契約期間の残りと、新しいツールの契約開始日
03切り替える日と担当
切替日は締め日の直前を避け、請求書を作る日の数日前に試しの送付ができる日にします。当日の作業は役割で分けて書きます。
| 切替日の前 | テスト用データで取込みと帳票の見た目を確かめる人/取引先へ送付元や送付方法が変わることを知らせる人 |
|---|---|
| 切替日 | 新しいツールで最初の請求書を作る人と、送る前に確かめる人 |
| 切替日の後 | 入金を照らし合わせる人/古いツールの解約とデータの保管を担当する人 |
04元のツールへ戻す判断
戻す条件を先に決めておくと、切替日に問題が出ても迷いません。
- 戻す条件の例: 取引先の指定する形式で請求書を出せない、送付の方法が取引先の受け取り方に合わない、入金の照合ができない
- 戻せる期限: 古いツールの契約とデータが残っている間だけ。解約してしまうと戻せない
- 戻すときの作業: 新しいツールで作った請求書を古いツール側の記録にどう残すか
05契約の期限は公式で確かめる
更新や解約の期限は製品ごとに違います。例として、Misocaの年契約プランは年契約は1年ごとに自動更新で、更新しない場合のキャンセルは契約終了月の前月末日までと料金ページに記載されています。解約後のデータの出力期間は、今使っているツールと移行先の両方で公式に確かめてください。
比較表では、両製品の更新・解約・データ出力の確認先を同じ行に並べています。